競馬考察の日記

根田のデットーリをリスペクトして競馬をイマジネーションで考察する

IKEEがおかしい。でもおいしい

IKEE厩舎。2004年開業で2008年に初の全国1位。オルフェーブルを擁した2011,2012,2013年は2位,1位,4位。その後も毎年4位以上の成績を残した。しかし2017年の1位を最後に近年は8位、6位で今年もここまで全国12位、関西でも9位に甘んじている。

重賞に関しても15~17年の3年連続10勝でGⅠも4勝,2勝,3勝あげた。しかし今年含めここ3年ではGⅠわずか1勝。重賞も3-4勝/年だ。さらに人気での重賞勝ちが減っている。18年こそ4,2,2,1人気での勝利だったが19年のきさらぎ賞ダノンチェイサーが3人気1着を最後に平地重賞の勝利は人気薄ばかりで11人気9人気12人気4人気。2019-20での重賞の好走、凡走を一部抜粋すると

2019年                                         中山金杯  マウントゴールド   1人気12着                                  阪急杯   スマートオーディン  11人気1着                                   大阪杯   アルアイン      9人気1着                                    大阪杯   ペルシアンナイト   3人気11着                                京都新聞杯 サトノソロモン    7人気3着                                目黒記念  アイスバブル     5人気2着                            エプソムC ソーグリッタリング  1人気3着                             小倉記念  アイスバブル     3人気7着                            北九州記念 ミラアイトーン    1人気5着                              京成杯AH ジャンダルム     10人気3着                             セント記念 サトノルークス    8人気2着                                 菊花賞   サトノルークス    8人気2着                                マイルCS ペルシアンナイト   6人気3着                          中日新聞杯 アイスバブル     1人気9着                            2020年                                       フラワーC アブレイズ      12人気1着                            スプリング ヴェルトライゼンデ  1人気2着                             毎日杯   アルジャンナ     1人気2着                           ダービー卿 ジャンダルム     2人気10着                            東京優駿  ヴェルトライゼンデ  10人気3着                          目黒記念  アイスバブル     6人気2着                              鳴尾記念  サトノルークス    2人気8着                          エプソムC サトノアーサー    1人気6着                          エプソムC ソーグリッタリング  5人気2着                            中京記念  ソーグリッタリング  2人気7着                             小倉記念  サトノルークス    2人気11着                            関屋記念  サトノアーサー    4人気1着                            札幌記念  ペルシアンナイト   6人気2着   

とにかく人気の凡走(1人気でも2着まで)人気薄の好走が多いのが分かる。           全体の勝ち星や重賞での人気馬の好走は減っているが穴馬ではまだまだ侮れないのが今のIKEEだ。

ローズS   

そしてローズS。IKEEのアブレイズは現在6人気。好走しうる人気だ。

ミックスダブルス。ラリーは続くどこまでも

映画「ミックス。」を見た。主演はガッキーと瑛太で共演は広末涼子などなど     主人公の多満子(新垣結衣)は元天才卓球少女のOL。多満子は会社の卓球部のエースである恋人の江島を同じく卓球部の愛莉に寝取られ、田舎に帰ってくる。そして亡き母が経営していた「フラワー卓球クラブ」で元ボクサーの萩原(瑛太)に出会う。多満子は江島・愛莉のペアを卓球で倒して復讐するために、萩原とペアを組んで大会に出場する。というのがざっくりしたあらすじ。

最後の大会前に多満子と萩原のペアはバラバラになる。大会当日、多満子は再就職した缶詰工場にいた。そこに萩原ことハギが迎えに来る訳だが、このシチュエーションはまさにリチャードギアの「愛と青春の旅立ち」のオマージュだ。和久井映見唐沢寿明の94年に放映されたドラマ「妹よ」でもラストシーンとして使われていたのでよーく覚えている。

そもそもオマージュとは何ぞや。オマージュについて調べてみると他人の手掛けた、尊敬する作品に影響を受け、さらに独自の要素を加えて自分の作品を作ること 

らしい。でやっと競馬の話に入るが、英国ダービーをオマージュしたのが日本ダービーであり、日本ダービーをオマージュしたのが青葉賞ではないか。

青葉賞がダービーをオマージュした結果はどうかをまず見てみたい。元々は指定オープンだった青葉賞が94年にG3にそして01年にG2に格上げされた。ここではG2格上げ後の01年から振り返る。青葉賞をステップにダービーを好走した馬は(その年のダービー馬)

01年 1着 シンボリクリスエス  ダービー2着 (タニノギムレット)               02年 1着 ゼンノロブロイ        2着 (ネオユニヴァース)           04年 1着 ハイアーゲーム        3着 (キングカメハメハ)      06年 1着 Aヤメイン          2着 (メイショウサムソン)         11年 1着 ウインバリアシオン      2着 (オルフェーブル)         12年 1着 フェノーメノ         2着 (ディープブリランテ)          13年 2着 アポロソニック        3着 (キズナ)                14年 6着 マイネルフロスト       3着 (ワンアンドオンリー)         17年 1着 アドミラブル         3着 (レイデオロ)           18年 2着 エタリオウ          4着0.2(ワグネリアン) 

ダービー好走への条件は青葉賞を連対する事。マイネルフロストは超例外としたい。ちなみ毎日杯の勝ち馬で皐月賞をスキップしての青葉賞だった。同じ毎日杯1着のAメインがこれに当てはめる。今年の出走予定馬で重賞勝ち馬はいないのでフロスト系はいないとする。

他の系列も整理すると

まずはシンクリ、ロブロイ、アポロの3頭。で山吹賞がキーワード。しかしここも今年は1着馬なし。次にハイアーゲームウインバリアシオンフェノーメノ弥生賞負けからここをステップにダービーを目指した。今年は3着のオーソリティがいる。最後に阪神2400組。アドリラブル、エタリオウが該当。まとめると

①フロスト系➡なし                                  ②山吹系➡なし                                       ③中山重賞系➡オーソリティ                                ④阪神2400系➡アザレア1着フライラークバードと                        ゆきやなぎ1,2着のヴァルコス、アイアンバローズ  

後は過去のこの系列の馬たちと比べて遜色ないのか否かだが、この予想はあくまで今年の青葉賞組がダービーで好走するという前提に立っている事をお忘れなく

天皇賞(春)

過去5年の1,2着馬の3走前までの成績を見ていて気付いたことがある。             名付けて最近同じだったよね作戦。略して最近同じ

2015年1着ゴールドシップ2着フェイムゲーム 前々走AJCC                  2017年1着キタサンブラック2着シュバルグラン   有馬記念                2018年1着レインボーライン2着シュバルグラン   有馬記念                2019年1着フィエールマン2着グローリーヴェイズ  菊花賞

ほら!じゃあ2016年はと言うと、1着キタサンブラックの前々走は有馬記念で2着カレンミロティックの前走はJC…。前々走が違うのに来るのは連覇の兆しと位置づけた。つまり去年のフィエールマンは『最近同じ』が発令されての1着だから連覇はない。もし『最近違う』で決着したら来年は連覇があるとする。しかし今年のメンバー(特に4歳馬)で来年も勝てそうなメンバーは見当たらない。だから今年も『最近同じ』が発令されると決めつけて、前々走同じレースに出てた馬同士の馬連を買えばいい。

1人気確実のフィエールマンの前々走は凱旋門賞。この馬しかいない。元々1人気はナイガシロにできるレースだしここは思い切って3着付けに。

今年は3組のペアに絞られる

日経新春杯ペアのモズベッロとメロディーレーン                        有馬記念ペアのエタリオウとキセキ                             AJCCペアのミッキースワローとスティッフェリオ

馬連3点で取れる。

仮皐月賞

ナリタタイシンが死んだ。

93年のクラッシク戦線は当初2強だった。悲願、悲願のダービー制覇を目指す柴田政人を背に前哨戦の弥生賞を含む4連勝中のウイニングチケットと柴田の盟友岡部を擁する芦毛ビワハヤヒデビワハヤヒデは朝日杯、共同通信杯と2戦続けて1人気で2着と取りこぼしていたが、岡部に乗り替わった若葉Sを快勝して皐月賞を迎えていた。

B・W対決。しかし皐月賞を勝ったのは2頭とは離された3人気のナリタタイシンだった。鞍上は若き日の武豊。先行する2強を尻目に直線手前12番手からの豪快な差し切り勝ち。後の菊花賞ビワハヤヒデは2着。柴田政人をダービーで男にすることになるウイニングチケットは4着に敗れた。ナリタタイシンが 皐月賞を勝ったことでダービーは一気に3強のBNW対決になった。

今年の皐月賞も下馬評で3強の様相。                      無敗のGⅠホースが2頭。コントレイルとサリオス。それに弥生賞まで3連勝中のサトノフラッグを加えた3頭。 

脚質は

ディープ産駒のコントレイルとフラッグは中団先行から抜け出すザ優等生の競馬。ハーツ産駒のサリオスはペースに関係なく前々のガンガン競馬。視線は自然と前に前に集まる。後ろから突っ込んでくるナリタタイシンになり得る馬はいないのか?

クリスタルブラック

父はキズナ。タイシンと同じ武豊を背に14番手からの差し切り勝ちでダービー制覇した。ブラック自身も前走京成杯12頭立ての10番手から上り1位の脚で差し切り勝ち。後ろから行くに間違いなさそう。吉田豊と高橋調教師は大久保洋吉厩舎時代同じ釜の飯を食った仲とネットの記事で読んだ。まさに絆だ。

王道について

桜花賞の不動のトライアルはチューリップ賞で間違いない。そしてチューリップの前哨戦は阪神JFが王道。例えば

09年ブエナビスタ J1人気1着⇒チュ1人気1着⇒桜1人気1着                                       10年アパパネ   J2人気1着⇒チュ1人気2着⇒桜1人気1着         14年ハープスター J1人気2着⇒チュ1人気1着⇒桜1人気1着

でも気づくとハープスターが最後の王道になりつつある

16年メジャーエンブレム J1人気1着⇒クィ1人気1着⇒桜1人気4着!               17年ソウルスターリング J1人気1着⇒チュ1人気1着⇒桜1人気3着!       18年ラッキーライラック J2人気1着⇒チュ1人気1着⇒桜1人気2着!     19年ダノンファンタジー J1人気1着⇒チュ1人気1着⇒桜1人気4着!

JF、チューリップ連勝(好走)の馬が勝てなくなってる。はっきり違和感を覚えたのは18年。それ以前のメジャーエンブレムソウルスターリングはローテや馬場、関東馬だったからとなんとなく理由は付けられたが、関西馬ラッキーライラックは王道中の王道を歩んだにも関わらず2着。しかも勝ったのは関東馬。翌年のダノンファンタジーハープスターと同じディープ産駒+王道で、またも関東馬に敗れる。王道=桜1着は過去のローテになりつつある。

ここ2年の勝ち馬は上記の通り関東馬で                           18年2人気アーモンドアイ 前走シンザン記念1着                  19年2人気グランアレグリア前走阪神FS3着

『JF、チュの1着も桜1人気も必要ない』を合言葉に関西圏で行われる桜花賞で長年苦汁嘗めてきた関東馬の逆襲が始まっている気がする。それを知らしめたのが17年のソウルスターリングだった。JF1着でもチュ1着でも桜1人気でも勝てないならそんなのいらない。ほしいのは桜花賞1着!だと。

現在の予想1人気はJF1着のレシステンシア(西)そして2人気がサンクテュエールでアーモンドアイと同じシンザン記念からの直行かつJF・チュの出走もなし、かつ今のところ1人気でもない関東馬だ。

ある意味注目は同じ関東馬のマルターズディオサ。JF2着⇒チュ1着のいわゆる旧王道を歩んできている。しかも非1人気での成績。チューリップ賞後はそのまま栗東に滞在しておりJ・チュの着順こそ違えど同じ手塚厩舎のアユサン(13年1着)を彷彿させる。旧王道VS新王道の関東馬対決の構図をイマジネーションする。

水と金の大阪杯

大阪は、水運に支えられて経済と文化の中心的都市として発展し、明治の頃には"水の都"と呼ばれた。まずは水から大阪杯を紐解いてみたい

17年からGⅠに格上げされた大阪杯

17年1着 清調教師                                          17年2着 田騎手                                       17年3着 添騎手、添調教師                                                              18年2着 江調教師                                            18年3着 田騎手、江調教師                               19年1着 江調教師                                  19年2着 田騎手、石オーナー  

どれもに関わるものだ。川田は3年連続で馬券内であり、有力馬+水の力とイマジネーションしたい。

では今年は…                                 川田が今年もブラストワンピースという有力馬に騎乗するので引き続き注目だが1頭気になる馬がいる。

レッドジェニアル鞍上は井。                             『水』は日本酒成分の約80%を占める。良質の豊富な水に恵まれることが酒造地の条件とも言われている。                        つまり酒と水は切っても切れない関わりを持っている

そしてレッドジェニエルで忘れられないのが去年の京都新聞杯。母レッドアゲートが同じ京都の日経新春杯で12人気3着という穴を開けた事があるので、もしかしたらと注目していた馬であり11人気で1着した。しかしそれだけではない。同日、東京では雹が降ったのだ。その後、数レースが中止や延期に追い込まれた。京都は晴天だったが東京はまさに暗雲立ち込めていた。余談だがその京都新聞杯2着のロジャーバローズはダービー馬になる。

雹【ヒョウ】雲(積乱雲)から降る直径5ミリ以上の氷塊。氷は個体の状態にある水だ。雹の日に重賞勝ちした馬。これはもしかしたもしかする。

大阪杯と金

大阪杯はGⅡ時代から『金』との関わりも強かった

09年1着3人気ドリームジャーニー 父ステイゴールド                           10年2着9人気ゴールデンダリア                        11年3着3人気エイシンフラッシュ                                 13年1着1人気オルフェーブル   父ステイゴールド                14年2着6人気トウカイパラダイス 父ゴールドアリュール                 15年3着6人気エアソミュール   前々走鯱賞                         16年3着4人気ショウナンパンドラ 母キューティーゴールド        17年2着7人気ステファノス    祖母ゴールドティアラ                           17年3着4人気ヤマカツエース   父キンカメ、前走、3走前鯱賞1着                    18年1着1人気スワーブリチャード 前走鯱賞1人気1着                   18年2着6人気ペルシアンナイト  兄ゴールドアリュール           19年1着9人気アルアイン     前走鯱賞、千両賞1着あり。

しかし今年は『金』での絞り込みは難しい。理由はたくさんいるから。父や父父ステイゴールド。父や母父キンカメ。金子オーナー。前走金鯱賞金杯。そしてダノンキングリーなどなど。あえて気になる馬を挙げるとしたら

サトノソルタスとジナンボー。どちらも堀厩舎で藤岡兄弟が乗るから。しかも兄がジナンボーで次男はソルタス。ジナンボーは母父キンカメで金子オーナー。ソルタスは母父父がシーキングザゴールドで前走金鯱賞。予想11人気と12人気。んー。どっちも穴としては魅力的だ。

ドバイは中止が決定。高松宮記念が堂々主役の今週

先週キズナが気になると言う話をした。すると『新種牡馬キズナ産駒が土日(3/7,8)で7勝、サンデーサイレンスと肩を並べる』という記事を目にした。 産駒のJRA週7勝は3歳馬のみだと、キズナの祖父サンデーサイレンス(4回)、父ディープインパクト(1回)の最多勝利数と並ぶ数字らしい。流石にサンデーサイレンスに肩を並べるという表現はいささか言い過ぎとも取れるが、父ディープが1回しか成しえてない記録にデビュー早々並んだのは確かに凄い。

そしてキズナ穴血統説をなんとなく裏付ける結果が二つ出た。フラワーCはクリスティが当日1人気(最終2人気)だった。スポーツ紙等の予想でも今まで戦ってきた相手が違うというコメントが各所で踊っていた。自分だけが注目していると奢っていたが誰も気づいており、当然人気もあった。嫌な予感はした。結果6着。ショウナンハレルヤも予想7人気から当日は5人気で12着。人気を上げたキズナは着順を下げた。そして判断不能であった12人気でキャリア1戦のアブレイズが1着だった。単勝は7,930円。大穴のキズナがきた

もう一つは土曜の阪神若葉S。1人気のディープ武豊のAビルゴが快勝だったが、注目は2着。10人気!単勝63.1倍複勝1050円のキメラヴェリテがキズナ産駒だった。

スプリングSは1人気のヴェルトライゼンデが2着。勝ったのは関東馬。ここ最近の関西馬-1人気-2着と言えば、ディープブリランテリアルスティール。どちらも皐月賞で馬券内に入っている。

東西コンビ  

高松宮記念は元々高松宮杯と言う名で中京2000mで行われていた。96年に短距離重賞路線の整備が行われた結果、1200mのスプリント戦に生まれ変わった。最初の2年は高松宮杯のままで98年に現在の高松宮記念に名称を変更した。その【記念】になった最初の年の勝ち馬は関東馬。騎手は先日引退した関西の名手シイ。そこで厩舎とジョッキーに注目してみると東と西のコンビがわりとある。例えば善臣先生は記念を2勝しているがいづれ関西馬。シイも2勝だがいづれ関東馬。フジタシンジと幸も2勝だがどちらも1勝は関東馬。去年の2,3着は12人気、17人気の大穴が突っ込んできたが2頭とも関東馬で鞍上は関西ジョッキー。

そもそも中京とは東京、京都という二つの『京』の中間に位置するところから生まれた名古屋の異称。そういう意味でも東西コンビは理に適っている気がする。

今年は予想1,2,3人気がいづれもこれに該当する。             タワーオブロンドン(東)ーフクナガ(西)                       グランアレグリア(東)ー池添(西)                    ダノンスマッシュ(西)ー三浦(東)

しかしこれでは固い。

セイウンコウセイ

4歳で高松宮記念を幸と共に制するがその前3走は西の松田大作とコンビを組んでいた。その松田から数えてここまで21戦。5回の乗り替りを経て関東馬でありながら関東ジョッキーが騎乗したのは1回だけ。20回は関西ジョッキーとコンビを組んできた。東西コンビの大御所だ。昨年は12人気で2着。今年も西の幸が相棒。

 

 

密かに毎年セントポーリア賞に注目している。理由は出世レースだから。   セントポーリアとは東アフリカのごく限られた地域に分布するイワタバコ科の花で日本には明治の終わり頃入ってきた。和名はスミレに容姿が似ているので『アフリカスミレ』。しかしその名はあまり使われていないしそもそもスミレの仲間でもない。花言葉は【小さな愛】

セントポーリア賞の主な好走馬(3着内)を92年から振り返ると

92年1着サクラセカイオー   弥生賞3着、NHK杯3着             92年3着セキテイリューオー  若葉S1着、2年連続天皇賞(秋)2着        94年1着オフサイドトラップ  若葉S1着、天皇賞(秋)1着            94年2着チョウカイキャロル牝 フラワーC3着、オークス1着、エリ女2着      95年1着ジェニュイン     若葉S1着、皐月賞1着、ダービー2着など                      96年1着ツクバシンフォニー  弥生賞2着、NHKマイルC2着など       97年2着シルクライトニング  若葉S1着、皐月賞2着                 97年3着ブラックホーク    スプリンターズS1着、安田記念1着など  02年2着シンボリクリスエス  青葉賞1着、ダービー2着、GⅠ4勝など   04年1着ハイアーゲーム    青葉賞1着、ダービー3着など          06年2着マイネルキッツ    天皇賞(春)1着などなど           12年1着メイショウスザンナ牝 フラワーC2着、クィーンS1着               14年3着ショウナンラグーン  青葉賞1着                15年1着ドゥラメンテ     共同通信杯2着、皐月賞・ダービー1着    17年1着ダイワギャグニー   プリンシパルS1着、OP3勝

けっこう凄い面子だ。好走馬のほとんどが牡馬。そして植物繋がりから若葉(S)や青葉(賞)での好走が目立つ気がする。。牝馬は上記では2頭。オークス馬のチョウカイキャロルとクィーンSを勝ったメイショウスザンナ。共通点はフラワーC好走。やっぱり植物(花)で繋がっている!

キズナとフラワーC

今年の登録馬にセントポーリア賞の勝ち馬がいる。前走、菜の花賞では13着に敗れセントポーリア賞では10人気だったショウナンハレルヤだ。母は(ショウナン)ガーデン。これはこれはつまりつまり庭に花が咲く。今回のフラワーCで買わずにいつ買うの?〇〇でしょう…

最近キズナが気になる。ショウナンハレルヤの父もキズナキズナ産駒は3頭がフラワーCに登録している。キズナの父ディープ産駒は今回1頭のみ。ディープ亡き後ようやくしっかりした後継者が出現した気がする。

そのキズナ産駒はここまで重賞3勝。レースと人気は                   函館2歳S   4人気                            京成杯     7人気                             チューリップ賞 4人気                                   すべて3人気以下。重賞3着内は【3、2、1】で1人気は1頭もいない。ディープは人気できっちり勝ち切る種牡馬で約220勝の重賞勝ちの内160勝近くは3人気以内でのもの。キズナはまだまだこれからの種馬だから決めつけはもちろん早計だが、もしかしたらもしかしたら穴血統なのかもしれない。フラワーCでは穴血統説に期待して予想を展開すると、

ショウナンハレルヤは予想7人気(ガッチ!)                クリスティも予想4人気(ガッチ!!)                       アブレイズは予想12人気(穴過ぎてなんとも言えず…)

クリスティは予想で4人気だから当日もっと人気が出る可能性もあるが狙いたい馬だ。戦績をおさらいすると                       

デビュー戦は2着。敗れたマイネルグリットは後の小倉2歳S勝ち馬。     2戦目の小倉1800Mで勝ち上がると                       3戦目は近年注目のアイビーSでワーケアの2着。ワーケアはホープフルs3着、弥生賞2着で牡馬のクラッシクロードを歩んでいる。注目と言ったアイビーsはソウルスターリングペルシアンナイト、エトルディーニュ、クロノジェネシス、エメラルファイト等がクラシックの重賞戦線で活躍。          4戦目は阪神JFに挑戦したがGⅠの壁に阻まれる。しかし条件戦に戻った   5戦目阪神1800mで1人気1着。破った相手は                                 2着がアリストテレスでその後若駒s、すみれsという牡馬クラシックの重要OPで連続2着。                                3着レザネフォールは次走あすなろ賞でタイム差なしで2着。           4着エカテリンブルクは梅花賞(1勝クラス)、すみれsで僅差の連続3着。    8着のディアマンミノルも次走には梅花賞で2着している。          すべて牡馬であり、牡馬の1勝クラスやOPで勝ち負けできる馬に勝ってきた牝馬が、牝馬同士の(しかも半数以上は1勝クラス)重賞で好走できる確率はかなり高いとみる。

春はスプリング 

スプリングs関東馬が勝つレース。関西には同じ週に若葉sがあるし次週には毎日杯もある。でもたまに勝つ関西馬は強い。キタサンブラック、オルフェーブル、アンライバルト、メイショウサムソンネオユニヴァースタニノギムレット。覚醒できなかったブラックタイドグランデッツァもそれぞれ皐月賞では2人気、1人気になっている。

でも負けた関西馬にも注目しなくちゃいけない。                         05年2人12着ヴァーミリアン ダートGⅠ9勝                    06年2人3着ドリームパスポート皐月賞10人2着ダービー7人3着菊花賞2着 08年11人2着フローテンション 菊花賞15人2着               10年1人3着ローズキングダム  ダービー5人2着                11年4人2着ベルシャザール   ダービー8人3着              12年1人2着ディープブリランテ 皐月賞3人3着、ダービー3人1着      14年5人4着モーリス      後に関東馬としてGⅠ6勝        15年1人2着リアルスティール  皐月賞菊花賞2着、ドバイターフ1着  16年2人5着ミッキーロケット  宝塚記念1着                 18年3人2着エポカドーロ    皐月賞1着、ダービー2着              19年2人7着ロジャーバローズ  ダービー1着 

ここでまずまず人気の関西馬はその後も注目しなくちゃならない。去年のダービー馬ロジャーバローズも7着だったが2人気だった。フローテンションのように人気薄で激走して再び人気薄で激走パターンにも忘れちゃいけない。

スプリングsの三か条                          ①勝つ関東馬を探す                            ②たまに覚醒する関西馬を探す                          ③負けた関西馬にも注目する