杯?賞??記念???
先週の回顧
阪急杯。阪神の好走は洋ナシと決めつけたが阪神C2着0.8のフィアーノロマーノが阪急でも2着した。0.8は好走ではなかったか。勝ったのはディープ産駒のベストアクター。終わってみれば阪神でも強いディープが阪急でも強かった。
弥生賞
そのディープインパクトの活躍を称えて改称されたのが、今年からディープインパクト記念となった弥生賞。報知杯弥生賞ディープインパクト記念と気づけばやたらに長い名前になっていた。
予想1人気ワーケア 父ハーツ 予想2人気サトノフラッグ 父ディープ
ディープ自身も勝った弥生賞はディープ産駒が強い。初めて産駒が出走した2012年こそ稍重で1人気のアダムスピークは8着。5人気のアーデントが3着で6人気エキストラエンドは5着だったが、翌年にカミノタサハラで初勝利を挙げると16、17、18、19と現在4連勝中で計5勝。一方、ワーケアの父ハーツは14年ワンアンドオンリー、17年マイスタイル、19年シュヴァルツリーゼと2着までで勝ち切れてはいない。
ディープは上記のアダムスピークのように人気でコケる事もある 2012年1人気7枠12番アダームスピーク 8着 ※稍重 2013年3人気5枠6番キズナ 5着 2015年1人気3枠3番シャイニングレイ 7着 2018年3人気1枠1番オブセッション 7着
2019年3人気3枠3番カントル 5着
ディープが走るのは 2016年2人気8枠11番マカヒキ 1着 2017年1人気8枠11番カデナ 1着 2018年1人気8枠9番ダノンプレミアム 1着 2018年1人気7枠8番ワグネリアン 2着 2019年8人気8枠10番メイショウテンゲン1着 ※重
ここから何が導き出されるか。外枠のディープが走る。そして2014年中山競馬場の路面改修工事が行われて馬場が変わった。改修以降の弥生賞におけるディープ力は凄まじい。巷で言われている通りディープが走りやすい馬場になったのだろう。外枠でそのディープ力が活きる。
さらに外枠のディープはどんなディープが走っているのか 2016マカヒキ 前走OP1人気1着上り1位 2017カデナ 前走GⅢ3人気1着上り1位3走前未勝利1人1着上り1位 2018ダノンプレミアム 前走GⅠ1人気1着上り1位 2018ワグネリアン 前走GⅢ1人気1着上り1位 2019メイショウテンゲン前走GⅢ5人気5着上り4位前々走未勝利1人1着上り1位
前走もしくは過去に1人1着上り1位がある。そして改修以降の弥生賞における上り1位の馬の成績は2015年2着2016年1着2017年1着2018年2着2019年2着でオール連対。上りの速さは弥生賞で強力な武器になる。ディープ自身も弥生賞で1人1着上り1位している。まあディープは超別格で勝ったすべてのレースで1人1着上り1位だが…。
サトノフラッグは 前走中山2000m500万下で1人1着上り1位! 前々走東京2000m未勝利で1人1着上り1位!!
連対するディープの条件は半分以上満たしている。
さらに鞍上はディープの相棒武豊。武は弥生賞で3連覇2回を含め最多7勝を挙げている。心強い相棒だ。先週、サウジアラビアでも1着して乗りに乗っていると言っていい。しかし直近の勝利は2010年のヴィクトワールピサであり、勝ち星から9年遠ざかっている。このままでは今年を最後に過去10年の成績表から1着武豊の名前が消えてしまう。てーへんだ。てーへんだ。ディープインパクト記念においてあってはならない状況だ。この武豊の危機的状況に現れたパートーナーが今年唯一のディープ産駒のサトノフラッグ。これはお互いにベストパートーナーといえる。
だが
サトノとディープと関東馬には弥生賞のハードルは少々高い 2017⑤サトノマックス 堀6人気5着シュタルケ前走1人気1着上り2位 2019④サトノラディウス国枝5人気6着武豊 前走1人気1着上り1位 名門もってしてもこの結果。今年は予想2人気でやや優勢か。内枠禁物で。
ハーツ
自身は若葉sを経由して皐月賞に出走したので、弥生賞は走っていない。産駒はワンアンドオンリー、マイスタイル、など2着が3回で勝ち切ってはいない。
むしろ 弥生7着ウインバリアシオン⇒青葉賞⇒ダービー2着 2着ワンアンドオンリー ⇒皐月賞⇒ダービー1着 2着マイスタイル ⇒皐月賞⇒ダービー4着0.3 など
ダービースッテプの意味合いが強い気がする。ワーケアのダービーまで軌跡はズバリ弥生賞2着⇒皐月賞凡走⇒ダービー制覇とイメージ。(ルーメル継続で)
田中勝春
カッチーの直近のGⅠ勝利は2007年まで遡るがヴィクトリーでの皐月賞だ。そして中央GⅡ11勝内半数以上の7勝は中山。中央芝GⅢ33勝内7勝は中山。中山好きが何となく分かる。また中山2000mの重賞は最近格上げされた紫苑SとホープフルSを除くと、金杯、京成杯、弥生賞、皐月賞の4つ。
カッチーの4重賞における成績は 金杯3勝 京成杯1勝 弥生賞1勝 皐月賞1勝で全部勝ってる。ホープフルSもOP時代にマイネルブリッジで1勝している。
エンデュミオンとヴィヴィ
カッチーはJRA全10場の中で一番中山が得意だとイマジネーションを広げる。エンデュミオンの父は武豊が10年前に弥生賞で1着したヴィクトワールピサ。カッチーが皐月賞を勝ったのはヴィクトリー。
ヴィヴィときた
ここからは血統の話。 ヴィ①ヴィクトリーの父はブライアンズタイムでエンデュミオンの母父(つまり母方の祖父)もブライアンズタイム!なにかカッチーに風が吹いている気がしてならない。 ヴィ②ヴィクトワールピサ自身も弥生賞1着。その父ネオユニヴァースの子や孫は弥生賞で2勝2着2回3着1回。一昔前は中山2,000と言えばネオユニだった。そしてそのネオユニが皐月賞を勝った時アタマ差2着で涙を呑んだのがカッチーとサクラプレジデントだった。なにか繋がっている気がしてならない。
オーシャンズ11
以前ジョージ・クルーニー主演のオーシャンズ11と言う映画を見たことがある。正直に話すと内容はほとんど覚えておらず、今回改めて調べてみると共演者がとにかく豪華。ブラッド・ピットにアンディ・ガルシアそしてジュリア・ロバーツ等々。だが、ジョージクルーニー以外本当に記憶がない。ブラッド・ピットはセブンやファイトクラブの方が印象深いし、ジュリア・ロバーツもプリティ・ウーマンやノッティングヒルの恋人に出ていた時の方が綺麗だったと思う。だが、オーシャンSの時期になるとこの映画のタイトルを思い出す。
せっかくなのであらすじに軽く触れると、ジョージクルーニー演じるダニー・オーシャンが、10人の仲間とともにラスベガスのカジノの金庫強盗を実行する映画だったらしい。
11番に注目してみると16年にエイシンブルズアイが1着している。10年で他に3着内がないので、隣の10番と12番にも注目してみると、10番は11年の2着キンシャサノキセキ、18年3着ダイメイフジで、12番は15年1着サクラゴスペルと19年2着ナックビーナス。5頭の共通点を探すなら、一度しかオーシャンSを走っていないエイシンを除けば、複数回このレースで馬券になっている。ん~無理やり感は否めないか。今年は3年連続2着のナックビーナスが⑩番に入った。
心強いのは典さん
オーシャンSは典さんと戸崎を中心に回っている。気がする。典さんが初勝利を挙げた2009年以降、二人の成績を見ていると
2009年1着典さん 2010年3着戸崎 2011年3着典さん 2012年なし 2013年1着典さん 2014年1着典さん 2015年1着戸崎 2016年なし 2017年1着戸崎 2018年2着典さん 2019年なし
さらに二人に次ぐジョッキーとしてオオノがいる。二人が3着内に入れなかった2016,2019とほかに2014にも3着内がある。しかし今年は戸崎もオオノもいない。唯一典さんが⑩ナックビーナスに騎乗