競馬考察の日記

根田のデットーリをリスペクトして競馬をイマジネーションで考察する

仮皐月賞

ナリタタイシンが死んだ。

93年のクラッシク戦線は当初2強だった。悲願、悲願のダービー制覇を目指す柴田政人を背に前哨戦の弥生賞を含む4連勝中のウイニングチケットと柴田の盟友岡部を擁する芦毛ビワハヤヒデビワハヤヒデは朝日杯、共同通信杯と2戦続けて1人気で2着と取りこぼしていたが、岡部に乗り替わった若葉Sを快勝して皐月賞を迎えていた。

B・W対決。しかし皐月賞を勝ったのは2頭とは離された3人気のナリタタイシンだった。鞍上は若き日の武豊。先行する2強を尻目に直線手前12番手からの豪快な差し切り勝ち。後の菊花賞ビワハヤヒデは2着。柴田政人をダービーで男にすることになるウイニングチケットは4着に敗れた。ナリタタイシンが 皐月賞を勝ったことでダービーは一気に3強のBNW対決になった。

今年の皐月賞も下馬評で3強の様相。                      無敗のGⅠホースが2頭。コントレイルとサリオス。それに弥生賞まで3連勝中のサトノフラッグを加えた3頭。 

脚質は

ディープ産駒のコントレイルとフラッグは中団先行から抜け出すザ優等生の競馬。ハーツ産駒のサリオスはペースに関係なく前々のガンガン競馬。視線は自然と前に前に集まる。後ろから突っ込んでくるナリタタイシンになり得る馬はいないのか?

クリスタルブラック

父はキズナ。タイシンと同じ武豊を背に14番手からの差し切り勝ちでダービー制覇した。ブラック自身も前走京成杯12頭立ての10番手から上り1位の脚で差し切り勝ち。後ろから行くに間違いなさそう。吉田豊と高橋調教師は大久保洋吉厩舎時代同じ釜の飯を食った仲とネットの記事で読んだ。まさに絆だ。