競馬考察の日記

根田のデットーリをリスペクトして競馬をイマジネーションで考察する

ドバイは中止が決定。高松宮記念が堂々主役の今週

先週キズナが気になると言う話をした。すると『新種牡馬キズナ産駒が土日(3/7,8)で7勝、サンデーサイレンスと肩を並べる』という記事を目にした。 産駒のJRA週7勝は3歳馬のみだと、キズナの祖父サンデーサイレンス(4回)、父ディープインパクト(1回)の最多勝利数と並ぶ数字らしい。流石にサンデーサイレンスに肩を並べるという表現はいささか言い過ぎとも取れるが、父ディープが1回しか成しえてない記録にデビュー早々並んだのは確かに凄い。

そしてキズナ穴血統説をなんとなく裏付ける結果が二つ出た。フラワーCはクリスティが当日1人気(最終2人気)だった。スポーツ紙等の予想でも今まで戦ってきた相手が違うというコメントが各所で踊っていた。自分だけが注目していると奢っていたが誰も気づいており、当然人気もあった。嫌な予感はした。結果6着。ショウナンハレルヤも予想7人気から当日は5人気で12着。人気を上げたキズナは着順を下げた。そして判断不能であった12人気でキャリア1戦のアブレイズが1着だった。単勝は7,930円。大穴のキズナがきた

もう一つは土曜の阪神若葉S。1人気のディープ武豊のAビルゴが快勝だったが、注目は2着。10人気!単勝63.1倍複勝1050円のキメラヴェリテがキズナ産駒だった。

スプリングSは1人気のヴェルトライゼンデが2着。勝ったのは関東馬。ここ最近の関西馬-1人気-2着と言えば、ディープブリランテリアルスティール。どちらも皐月賞で馬券内に入っている。

東西コンビ  

高松宮記念は元々高松宮杯と言う名で中京2000mで行われていた。96年に短距離重賞路線の整備が行われた結果、1200mのスプリント戦に生まれ変わった。最初の2年は高松宮杯のままで98年に現在の高松宮記念に名称を変更した。その【記念】になった最初の年の勝ち馬は関東馬。騎手は先日引退した関西の名手シイ。そこで厩舎とジョッキーに注目してみると東と西のコンビがわりとある。例えば善臣先生は記念を2勝しているがいづれ関西馬。シイも2勝だがいづれ関東馬。フジタシンジと幸も2勝だがどちらも1勝は関東馬。去年の2,3着は12人気、17人気の大穴が突っ込んできたが2頭とも関東馬で鞍上は関西ジョッキー。

そもそも中京とは東京、京都という二つの『京』の中間に位置するところから生まれた名古屋の異称。そういう意味でも東西コンビは理に適っている気がする。

今年は予想1,2,3人気がいづれもこれに該当する。             タワーオブロンドン(東)ーフクナガ(西)                       グランアレグリア(東)ー池添(西)                    ダノンスマッシュ(西)ー三浦(東)

しかしこれでは固い。

セイウンコウセイ

4歳で高松宮記念を幸と共に制するがその前3走は西の松田大作とコンビを組んでいた。その松田から数えてここまで21戦。5回の乗り替りを経て関東馬でありながら関東ジョッキーが騎乗したのは1回だけ。20回は関西ジョッキーとコンビを組んできた。東西コンビの大御所だ。昨年は12人気で2着。今年も西の幸が相棒。