競馬考察の日記

根田のデットーリをリスペクトして競馬をイマジネーションで考察する

密かに毎年セントポーリア賞に注目している。理由は出世レースだから。   セントポーリアとは東アフリカのごく限られた地域に分布するイワタバコ科の花で日本には明治の終わり頃入ってきた。和名はスミレに容姿が似ているので『アフリカスミレ』。しかしその名はあまり使われていないしそもそもスミレの仲間でもない。花言葉は【小さな愛】

セントポーリア賞の主な好走馬(3着内)を92年から振り返ると

92年1着サクラセカイオー   弥生賞3着、NHK杯3着             92年3着セキテイリューオー  若葉S1着、2年連続天皇賞(秋)2着        94年1着オフサイドトラップ  若葉S1着、天皇賞(秋)1着            94年2着チョウカイキャロル牝 フラワーC3着、オークス1着、エリ女2着      95年1着ジェニュイン     若葉S1着、皐月賞1着、ダービー2着など                      96年1着ツクバシンフォニー  弥生賞2着、NHKマイルC2着など       97年2着シルクライトニング  若葉S1着、皐月賞2着                 97年3着ブラックホーク    スプリンターズS1着、安田記念1着など  02年2着シンボリクリスエス  青葉賞1着、ダービー2着、GⅠ4勝など   04年1着ハイアーゲーム    青葉賞1着、ダービー3着など          06年2着マイネルキッツ    天皇賞(春)1着などなど           12年1着メイショウスザンナ牝 フラワーC2着、クィーンS1着               14年3着ショウナンラグーン  青葉賞1着                15年1着ドゥラメンテ     共同通信杯2着、皐月賞・ダービー1着    17年1着ダイワギャグニー   プリンシパルS1着、OP3勝

けっこう凄い面子だ。好走馬のほとんどが牡馬。そして植物繋がりから若葉(S)や青葉(賞)での好走が目立つ気がする。。牝馬は上記では2頭。オークス馬のチョウカイキャロルとクィーンSを勝ったメイショウスザンナ。共通点はフラワーC好走。やっぱり植物(花)で繋がっている!

キズナとフラワーC

今年の登録馬にセントポーリア賞の勝ち馬がいる。前走、菜の花賞では13着に敗れセントポーリア賞では10人気だったショウナンハレルヤだ。母は(ショウナン)ガーデン。これはこれはつまりつまり庭に花が咲く。今回のフラワーCで買わずにいつ買うの?〇〇でしょう…

最近キズナが気になる。ショウナンハレルヤの父もキズナキズナ産駒は3頭がフラワーCに登録している。キズナの父ディープ産駒は今回1頭のみ。ディープ亡き後ようやくしっかりした後継者が出現した気がする。

そのキズナ産駒はここまで重賞3勝。レースと人気は                   函館2歳S   4人気                            京成杯     7人気                             チューリップ賞 4人気                                   すべて3人気以下。重賞3着内は【3、2、1】で1人気は1頭もいない。ディープは人気できっちり勝ち切る種牡馬で約220勝の重賞勝ちの内160勝近くは3人気以内でのもの。キズナはまだまだこれからの種馬だから決めつけはもちろん早計だが、もしかしたらもしかしたら穴血統なのかもしれない。フラワーCでは穴血統説に期待して予想を展開すると、

ショウナンハレルヤは予想7人気(ガッチ!)                クリスティも予想4人気(ガッチ!!)                       アブレイズは予想12人気(穴過ぎてなんとも言えず…)

クリスティは予想で4人気だから当日もっと人気が出る可能性もあるが狙いたい馬だ。戦績をおさらいすると                       

デビュー戦は2着。敗れたマイネルグリットは後の小倉2歳S勝ち馬。     2戦目の小倉1800Mで勝ち上がると                       3戦目は近年注目のアイビーSでワーケアの2着。ワーケアはホープフルs3着、弥生賞2着で牡馬のクラッシクロードを歩んでいる。注目と言ったアイビーsはソウルスターリングペルシアンナイト、エトルディーニュ、クロノジェネシス、エメラルファイト等がクラシックの重賞戦線で活躍。          4戦目は阪神JFに挑戦したがGⅠの壁に阻まれる。しかし条件戦に戻った   5戦目阪神1800mで1人気1着。破った相手は                                 2着がアリストテレスでその後若駒s、すみれsという牡馬クラシックの重要OPで連続2着。                                3着レザネフォールは次走あすなろ賞でタイム差なしで2着。           4着エカテリンブルクは梅花賞(1勝クラス)、すみれsで僅差の連続3着。    8着のディアマンミノルも次走には梅花賞で2着している。          すべて牡馬であり、牡馬の1勝クラスやOPで勝ち負けできる馬に勝ってきた牝馬が、牝馬同士の(しかも半数以上は1勝クラス)重賞で好走できる確率はかなり高いとみる。

春はスプリング 

スプリングs関東馬が勝つレース。関西には同じ週に若葉sがあるし次週には毎日杯もある。でもたまに勝つ関西馬は強い。キタサンブラック、オルフェーブル、アンライバルト、メイショウサムソンネオユニヴァースタニノギムレット。覚醒できなかったブラックタイドグランデッツァもそれぞれ皐月賞では2人気、1人気になっている。

でも負けた関西馬にも注目しなくちゃいけない。                         05年2人12着ヴァーミリアン ダートGⅠ9勝                    06年2人3着ドリームパスポート皐月賞10人2着ダービー7人3着菊花賞2着 08年11人2着フローテンション 菊花賞15人2着               10年1人3着ローズキングダム  ダービー5人2着                11年4人2着ベルシャザール   ダービー8人3着              12年1人2着ディープブリランテ 皐月賞3人3着、ダービー3人1着      14年5人4着モーリス      後に関東馬としてGⅠ6勝        15年1人2着リアルスティール  皐月賞菊花賞2着、ドバイターフ1着  16年2人5着ミッキーロケット  宝塚記念1着                 18年3人2着エポカドーロ    皐月賞1着、ダービー2着              19年2人7着ロジャーバローズ  ダービー1着 

ここでまずまず人気の関西馬はその後も注目しなくちゃならない。去年のダービー馬ロジャーバローズも7着だったが2人気だった。フローテンションのように人気薄で激走して再び人気薄で激走パターンにも忘れちゃいけない。

スプリングsの三か条                          ①勝つ関東馬を探す                            ②たまに覚醒する関西馬を探す                          ③負けた関西馬にも注目する